春の草花が一斉に咲き出すと、ついつい地面にばかり目がいくけれど、オオカメノキの花は、まだまだ地味な木々の中をポワンと明るく咲く花です。

木はあまり大きくないので、目線のちょっと上くらい。
白い花を紫陽花にも似た花束を作って咲いていますよ。
よく見ると、花束の周りには大きい花。
内側には小さな花が集まっているのがわかりますよね。
大きな花は装飾花(そうしょくか)と言って、特別に目立たせるために咲かせる花だそうです。
この大きくて綺麗な花を見た虫たちが、
「おお、美しい!きっと美味しい蜜がいっぱいあるに違いない」
と思わせて誘惑するために(訪花動物)白い大きな花弁をつけた花を周りに咲かせると考えられているんだとか。
雄しべと雌しべを持つ花は中心にある小さな花(両性花)たち。
美しいものに惹かれちゃうのは人間も虫も同じだったようですね。

オオカメノキの葉っぱは深シワシワがあってとても印象的です。
その形と姿もとても美しいなと思います。

あと、冬芽もめっちゃ可愛いです。

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